「ひるね姫」を見た感想




◾️こんな映画

・ファンタジー映画かと思いきや、パシフィック・リムとベイマックス(または仮面ライダー555のバイク)とモーレツオトナ帝国と君の名はのいいとこどりしたような映画。
・散りばめられた伏線の回収が見事。それでいてコミカルに描かれていくので楽しく観ていられる。
・予想出来ない展開と魅力的な登場人物、世界観でずっとワクワクさせられる。エンターテイメント性がとても高い。
・親子がテーマで、お父さんがめちゃくちゃ頑張る映画。
・悪役がわかりやすくて、少し間抜けで憎めない、ジブリ的キャラクター。
・未来の世界が待ち遠しくなる世界観。
・デイドリームビリーバーをお父さん視点で聞くと泣ける。また、ココネの夢にも、かかってくる気がする。

◾️あらすじ
舞台は、東京オリンピックが間近に迫った岡山で、VRは当たり前になったけど、車の自動運転はまだ実現できてないくらいの近未来。
主人公は度々、子供の頃父親から聞かされていた物語の世界で自分がお姫様になっている夢を見ている以外は普通の女の子。
父親は元ヤンだが、町の車工場を営んでおり町の人からは慕われていた。しかし、その父がある日突然、警察に逮捕されてしまう。
父親が逮捕されたその日、自宅に怪しい男達が忍び込み、主人公にも危機が迫る。その男は自分の夢に出てきた人物であった。どうやら男は、自分と父親のタブレットを狙っており、一度はタブレットを奪われてしまう。なんとか奪い返し、それから逃げる過程で自分の夢と現実がリンクしていることに気づく。何度も怪しい男の追跡を受けるが、その都度、夢の世界から現実の世界を変えることで窮地を脱していく……しかし、ある時、その夢の正体と、ある重大なことに気づいてしまい、ある陰謀に巻き込まれていく。

※ここからネタバレです。映画を見てから読むことをお勧めします。

◾️夢の世界と現実の世界の繋がりについて
マシンヘッド:自動車
夢→ココロネの魔法がかかっていないので鬼と戦えない。
現実→自動運転プログラムがないのでオリンピックに臨めない。つまり、鬼はオリンピックまでの締め切り。また、父親は自動運転のテストパイロットなので操作ができる。
呪いの魔法:炎上ツイート
夢→マシンヘッドにココロネを与え、遂に鬼を倒したのに、ヒゲが最後にスマホから呪いの呪文を唱えると、コウモリの群が表れ燃やされてしまう
現実→ツイッターでヒゲが炎上ツイートしたせいで炎上。コウモリはsnsの悪意。プログラムは完成してるけど、悪意がそれをかき消しそうになる。

■疑問点
・なぜバイクは自動運転で東京に来たのか
自宅として登録されていた場所がシジマ自動車の本社だった?

・なぜ複製したプログラムでは自動運転が成功しないのか。
複製時は未完成で、その後父親が一人でプログラムを完成させたから。台詞でもそうであることが出てきていました。

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