現在公開中・公開予定の特別展まとめ(2017年2月26日時点)
都内美術館・博物館で公開中・公開予定の展覧会をまとめました。
週末のお出かけの参考にどうぞ。
開催期間:2017年01月21日~2017年04月02日
展覧会②:都美セレクション 新鋭美術家2017
開催期間:2017年02月19日~2017年03月15日
開催期間:2017年02月22日~2017年05月22日
企画展②(これから):ミュシャ展
開催期間:2017年03月08日~2017年06月05日
開催期間:2016年10月25日~2017年02月26日
開催期間:2017年02月04日~2017年06月11日
開催期間:2017年02月18日~2017年04月09日
開催期間:2017年02月23日~2017年04月16日
開催期間:2017年02月10日~2017年05月28日
開催期間:2017年02月28日~2017年05月28日
開催期間:2017年03月18日~2017年06月11日
会期:2017年02月11日~2017年04月09日
開催期間:2017年03月03日~2017年05月07日
企画展②:茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
開催期間:2017年03月14日~2017年05月21日
開催期間:2017年02月18日~2017年04月16日
週末のお出かけの参考にどうぞ。
東京国立博物館
特別展:春日大社 千年の至宝
開催期間:2017年01月17日~2017年03月12日
世界遺産の一つである奈良・春日大社は、奈良時代の初め、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するため創建され、古くから鹿を「神の使い=神鹿(しんろく)」として大切にしてきました。本展では、”平安の正倉院”と呼ばれる王朝工芸の名宝とともに、貴重な中世の刀剣類、武器武具、春日信仰にかかわる絵画・彫刻などの名品の数々を一堂にご紹介します。
東京都美術館
展覧会①:ティツィアーノとヴェネツィア派展開催期間:2017年01月21日~2017年04月02日
水の都ヴェネツィアは、15世紀から16世紀にかけて海洋交易により飛躍的に繁栄し、異文化の交わる国際都市として発展を遂げるなかで、美術の黄金期を迎えます。政庁舎や聖堂、貴族の邸宅のための絵画まで、公私の場のためにさまざまな主題の絵画が制作され、明るい色彩と自由闊達な筆致、柔らかい光の効果を特徴とする、ヴェネツィアならではの絵画表現が生み出されました。本展は、ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノを中心に、黄金期を築いた多様な芸術家たちの絵画をとおして、ヴェネツィア・ルネサンス美術の特徴とその魅力を紹介します。
展覧会②:都美セレクション 新鋭美術家2017
開催期間:2017年02月19日~2017年03月15日
「公募団体ベストセレクション 美術 2016」展の出品作家の中から、これからの活躍が期待される新鋭作家5名を個展形式で紹介する展覧会です。それぞれの作家の個性あふれる作品をお楽しみください。
国立新美術館
企画展①:草間彌生 わが永遠の魂開催期間:2017年02月22日~2017年05月22日
世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生(1929年-)。1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、さらには小説に至るまで、広範な活動を展開してきました。デビュー以来一貫して時代の最先端を走り続け、今なおその創作意欲はとどまるどころか、さらに加速しています。近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではないでしょう。本展では、2009年から草間が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」のうち日本初公開作品約130点を中心に据え、初期から現在に至る創作活動の全貌を約270点の作品によって総合的にご紹介します。
開催期間:2017年03月08日~2017年06月05日
本展は《スラヴ叙事詩》をチェコ国外では世界で初めて、全20点まとめて公開するものです。プラハ市のために描かれ、1928年に寄贈された《スラヴ叙事詩》は、1960年代以降、モラヴィアのクルムロフ城にて夏期のみ公開されてはいたものの、ほとんど人の目に触れることはありませんでした。その幻の傑作が、80年以上の時を経て2012年5月、ついにプラハ国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿(見本市宮殿)にて全作品が公開されました。そしてこのたび国立新美術館では、パリで活躍したミュシャが《スラヴ叙事詩》を描くに至るまでの足跡を約100点の作品を通じて辿りつつ、これら幻の最高傑作の全貌を一挙、紹介します。
森アーツセンターギャラリー
展覧会:マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実開催期間:2016年10月25日~2017年02月26日
本展は、そのヴェルサイユ宮殿が日本で初めて《企画・監修》し、華やかな宮廷生活をしのばせる絵画や、マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿で愛用した食器や家具、革命期に着用していた衣服など200点あまりを展示します。更に宮殿内にあった王妃のプライベート空間、「プチ・アパルトマン」を原寸大で再現。3つのコンテンツでその波乱の一生に迫る、マリー・アントワネット展の集大成です。
森美術館
展覧会:N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅開催期間:2017年02月04日~2017年06月11日
インドの現代アートは近年の急速な経済成長や都市化とともに、国際的な注目を浴びていますが、N・S・ハルシャもこの10年間、世界各地で開催される国際展に数多く参加し、作品を発表しています。その一方で、南インドの伝統文化や自然環境、日々の生活における人間と動植物との関係など、自らを取り巻く「生」と真摯に向き合いながら、独自の立ち位置を確立してきた作家でもあります。本展では、1995年以降の主要な作品を網羅しながら、現実世界の不条理、具象と抽象、イメージの繰返しなど、彼の実践に一貫して見られる関心を掘り下げます。
江戸東京博物館
展覧会:江戸と北京 18世紀の都市と暮らし開催期間:2017年02月18日~2017年04月09日
江戸の人口が100万人を超え、都市として発達を遂げた18世紀は、北京が清朝の首都として最も繁栄を極めた時代でもありました。日本と中国には文化交流の長い歴史があり、江戸時代の「鎖国下」においても中国貿易は公認され、長崎を窓口として、文物の流れが滞ることはありませんでした。
本展では、18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較します。これまで清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会は数多くありましたが、北京の都市生活を江戸と比較する企画は、今回が初めてです。展示を通じ両都市の共通性と差異を明らかにすることによって、友好と相互理解を深める契機にいたします。
Bunkamuraザ・ミュージアム
展覧会:ゴールドマン・コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力開催期間:2017年02月23日~2017年04月16日
河鍋暁斎(1831─1889)は、時代が大きく揺れ動いた幕末から明治を生きた絵師です。幼い頃に浮世絵師の歌川国芳に入門したのち、狩野派に学び19歳の若さで修業を終え、さらに流派に捉われず様々な画法を習得しました。仏画から戯画まで幅広い画題を、ときに独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げた暁斎。本展は、世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏所蔵の作品によって、多岐に渡る暁斎作品の全体像を示します。
国立西洋美術館
展覧会①:日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念 スケーエン:デンマークの芸術家村開催期間:2017年02月10日~2017年05月28日
デンマークと日本の外交関係樹立150周年を記念して開催される本展は、スケーエン美術館が所蔵する59点の作品により、デンマークの近代美術を代表するスケーエン派の絵画を紹介します。スケーエンを制作の拠点とした画家たちは、フランスに発祥してヨーロッパ絵画の新しい潮流となっていた自然主義の考え方に立ち、漁師たちの労働、海辺の風景、素朴な村人たちの生活、芸術家とその家族の日常を題材とした作品を描きました。現実そのものの中から自然と人間の本質にかかわる主題を見出した彼らの作品は、当時のデンマークの美術界に「近代の革新」と呼ばれる転換をもたらし、今日もなおみずみずしい魅力を放っています。展覧会②:シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才
開催期間:2017年02月28日~2017年05月28日
今日ではフランス・ロマン主義を代表する画家に数えられるシャセリオーですが、37歳で早逝したことや代表作の壁画が破壊されたこともあって正当な評価が遅れ、フランスでも回顧展の開催は1933年と2002年を数えるのみです。本展では、ルーヴル美術館所蔵品を中心に、絵画約40点、水彩・素描約30点、版画約10点、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そしてこの画家から決定的な影響を受けたギュスターヴ・モローやピュヴィス・ド・シャヴァンヌらの作品約20点もあわせて展示し、ロマン主義から象徴主義への展開、そしてオリエンタリスムの系譜のなかでその芸術の意義を再考します。今回の展覧会は、フランスでもその作品をまとめて見る機会が少ないシャセリオーの作品世界に触れる絶好の機会となることでしょう。
国立科学博物館
特別展:大英自然史博物館展開催期間:2017年03月18日~2017年06月11日
本展は、大英自然史博物館から始祖鳥をはじめとする至宝約370点を厳選して展示します。ほとんどが日本初公開で、ロンドンで常設展示されているのも17点のみ。貴重な標本を間近に見られる絶好の機会です。
世田谷美術館
企画展:花森安治の仕事?デザインする手、編集長の眼会期:2017年02月11日~2017年04月09日
戦後日本の出版文化に計り知れない影響を与えた『暮しの手帖』は、花森が他界したのちも刊行されつづけており、現在、通巻485号を数えています。21世紀を生きる私たちが今、日々の暮しに視座を据えた花森の提言に改めて心を打たれるのは、時代に左右されることのない変わらぬ想いが伝わってくるからでしょう。本展では、暮しの手帖社の全面的な協力のもと、花森安治が遺した多数の稀少資料・約750点を展覧します。
東京国立近代美術館
企画展①:マルセル・ブロイヤーの家具 Improvement for good開催期間:2017年03月03日~2017年05月07日
本展は、ブロイヤーの家具デザインに見られるいくつものバージョンの違いに注目しながら、国内外のコレクションによる家具約40点で構成します。家具を起点として、戦後は建築へと創造の幅を広げたブロイヤーですが、そのデザインの核心は、家具デザインに凝縮されています。本展が、モダンデザインという言葉に様々な解釈の可能性を示しているブロイヤーのデザインにあらためて触れ、21世紀に生きる私たちに送られた彼のメッセージを受け取る機会になれば幸いです。
企画展②:茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
開催期間:2017年03月14日~2017年05月21日
今から450年前、長次郎という人物によって創造された樂茶碗は、一子相伝という形態で現在まで続いています。一服の茶を点てます。相手は、その茶を飲みます。その行為により二人の関係の全てが茶碗の中を巡ります。その茶碗の中を見つめながらの人間の思いは、他に想像もできないほどの大きく深い意味を有し、まさに宇宙と呼ぶべき無限の世界が広がるのです。本展では、現代からの視点で初代長次郎はじめ歴代の「今―現代」を見ることにより一子相伝の中の現代性を考察するものです。正しく伝統や伝承ではない不連続の連続によって生み出された樂焼の芸術をご覧いただけます。
東京ステーションギャラリー
企画展:パロディ、二重の声 日本の1970年代前後左右1960年代中頃から日本のアーティストが頻繁に実践し、70年代に入るとテレビや雑誌などを通じて社会的に流行した「パロディ」。ありとあらゆる文化がパロディに染まったこの現象は、モダンとポストモダンの隙間に開花した徒花(あだばな)であったのか?日本語として定着し、それでいてなお不明瞭なこのパロディという技術または形式を、当時の視覚文化を通じて振り返ります。