働くこと=社会貢献という欺瞞と、これからの未来
■労働の意味を考える。
労働=社会貢献と教え込まれてきましたが、最近では労働=資本家への貢献の間違いなんじゃねぇのかな?と思うようになりました。
必死にあくせく働いて、資本家に利益を供給し続けるのが労働者なんだなと。
でもそんなこと言うと、誰も働かなくなるので、労働=社会貢献という建前を設けたのではないでしょうか。
確かに働くことで社会の役に立っていることもあると思います。
エネルギー会社があることで電気やガス、水を安定して使うことが出来ます。
物流があることで全国に物を供給することが出来、我々はどこでも物に困ることはなくなりました。
インターネットの普及で情報へのアクセスも良くなったし、医療の発展で病気に苦しむこともなくなりました。
他にも、労働が我々の生活を支えている面はたくさんあると思います。
そもそも、そういった技術やインフラは昔の人の、めんどくせーなから生まれていると思います。「わざわざ水汲み行くのめんどくせーな」と思ったから水道をひいたり、「もっと楽に、早く物を運びたいな」と思ったから車や道路が出来たのでは無いでしょうか。
ただ、面倒くささを解消するために技術やインフラを産み出したと考えれば、労働という面倒臭いことがいまだに解消しないのは何故でしょうか。
面倒臭さから解放されるために技術を発展させているなら人が持てる自由な時間は増えていくはずなのに、現実はますます忙しくなる日々。
その原因は、技術の目的が「面倒くささからの解放」から「もっと稼ぎたい」という欲望に変わったことにあるのでは無いでしょうか。
もっと稼ぎたいからもっと効率的に。そうして削減できた時間で更に別のことを始めよう。新しく始めたことをもっと効率的にしよう。削減できた時間で更に新しいことをもっともっともっと。
ちなみに、その「もっともっと」で頑張るのは、もっと稼ぎたい人ではなく、その人の元で働いている労働者です。
今よりもっと忙しくなってもお値段据え置き!な方が資本家にとっては都合が良いです。
支出を抑えて、収益を増やす。
儲けるための鉄則ですね。
働かされる側としては仕事が増えるのは嫌です。
しかし、生きていくためには渋々働くしかありません。
仕方なく奴隷船のような電車に揺られて仕事場に向かうのです。
でも、それではモチベーションが上がらない。上がるわけがない。
それは資本家にとってそこで、労働=社会貢献とかいう考え方が出てきたのでは無いでしょうか。
資本家は他にも頑張ったら昇進できて給料も上がるよとか、辛い仕事を乗り越えることで成長出来るよ。なんて聞こえのいいことを言います。成長wwwあんたらの都合のいい人間になることが成長っすかwwwww
私にとって仕事の役職なんてものは、奴隷の足枷が綺麗になったとかそんなもんにしか見えないのです。
そんなものより自由な時間をよこせ。
人生の目的は労働ではなく自己実現です。
なりたい物になること。何者かになること。
資本家が儲かるための作られたシステムのなかにいる限り、労働者がたどり着く到達地点は奴隷や農奴だと思います。
ただ、昔と違うのは現代は奴隷でも資産を増やすことを許されている点にあります。
そこで私が考えることは、はじめは奴隷として働きながらお金や資産を増やし、少しずつ労働のシステムから抜け出していく事が大切なのではないかな?と思います。
そして、他人のためではなく自分のために自分の労働力を使う事が、自分の人生にとって重要なのでは無いでしょうか。
■これからの未来について考える。
さて、少し話は変わって、今ある仕事のうち社会貢献として機能している仕事はどのくらいあるのでしょうか?
例えばエネルギー会社でいえば求められる物はエネルギーの安定供給です。そのための労働力は必要だと思いますが、そこに付加価値としてつけられる仕事(例えば、電気をお客さんにもっと使ってもらうためのプロモーションとか)は本質的なニーズに基づく仕事では無いんじゃ無いかな?と思います。
資本家がもっと稼ぎたい!と思って作られた仕事なのでは無いでしょうか。そういう仕事を廃していくと、その会社の半分くらいは不要になるんじゃないかな?と思います。
資本主義では生き残るためには強くあり続けなければなりませんが、そろそろ新しい経済体勢に移行しても良いんじゃないの?と思います。競争をやめた社会に。
その社会で労働の主役になるのはロボットだと思います。
我々が労働という面倒なものから解放するものとして、最近ではロボットや人工知能が話題です。
これらの技術の発展によって最終的に現在の半分の仕事の労働力がロボットに変わっていくとされています。
私はこれは大変いいことだと思います。
人間の代わりにロボットが働いてくれるので人が働く必要が無くなるのですから!
今の社会システムでは人が働くことが前提になっているので、このままのシステムでは単に無産階級を増産することになりますので、ロボットが働くことを前提にしたシステムに切り替える必要があるでしょう。
具体的には、ロボットが稼いだお金を、人間に分配する仕組みです。
本質的な仕事以外を廃し、労働をロボットに代行してもらうことで多くの人が生活のためのお金を得ながら大量の可処分時間を得ることができるようになると考えます。